天動説と地動説、再び

「天動説を信じる小学生」のニュースが話題になっているようです。前にも同じニュースがあったような気がして検索をかけてみると、今年の4月にこのサイトでも取り上げていました(id:alchymia:20040412#p1)。前のニュースと何が違うのかを確かめようとして、読売新聞のニュースのリンクをたどろうとしましたが、やはりもう消えています。これでは元記事の内容が分からないために、記事の内容も意味不明になり、困ってしまいます。やっぱり部分転載は止むを得ないのでしょうか。

小学生の4割が「太陽は地球の周りを回っている」と思い、3割は太陽の沈む方角を答えられないことが、国立天文台の縣(あがた)秀彦・助教授らのアンケートで分かった。回答者はそれほど多くないが、身の回りの天文現象への関心や知識が薄れている傾向が見て取れる。21日から盛岡市で始まる日本天文学会で発表される。 01〜04年に、北海道や広島など8都道府県の14小・中学校約1700人にアンケート。このうち、太陽と地球の関係については、授業で天文を学習した公立小4校の4年〜6年生までの348人が回答し、「地球は太陽の周りを回っている」と正解したのは56%。42%は「太陽は地球の周りを回っている」を選んだ。 また、太陽が沈む方角を公立小9校720人に尋ねたところ、「西」と答えた子どもは73%で、あとの3割近くが正確に答えられなかった。 都市部ほど正解率が低い傾向があり、縣・助教授は「夕日が沈むのを見るような自然体験が子も親も失われている。情報があふれる一方、テレビやゲームなどに時間を奪われ、身近な現象を学ぶ機会が減っている」と指摘している。