思考の方向性

今日もラボのミーティングがあったわけですが、そんななか気がついたこと。自分はまだ、ラボに来てなかなかデータが出ていないので、せめてミーティングではディスカッションに参加しようと、なるべく発言するようにしています。ところが、自分が発言した意見が、どうもイケてないらしい。というのも、僕が気がついたことやアイデアを言うと、ボスが「いい指摘だ。それは確認するべきことだが、ここは仮説が正しいとして何が重要か考えてみよう」といったニュアンスのことを言うのです。これはどうやら、僕が指摘する箇所が、展開される論理のなかで弱い点や反論できる点であることが多いためのようです。僕としては、「こういう可能性も考えられる」というのを別の視点から提案しているつもりだったのですが、確かにこれはクリエイティブではないし、重箱の隅をつついているだけだったりする。一方で、こちらのラボで感じるのは、みんな新しい発見をすると、それをどんどん発展させる実験を重視する一方、別の手法で検証する実験にはあまり関心をもたない(やらないというのではなく)。思えば、こういう、捉え方によってはネガティブな考え方が自分の中で習慣化しているような気がする。かなり反省。