呼ばれて飛び出てジャジャジャジャーン

ずいぶんまえに留学を終えて日本に戻ってきているわけですが、すっかりはてなもご無沙汰になってしまっておりました。ところが、先日、id:semi_colonさんに当ブログのことを言及していただいていたことをトラックバックで知り、ありがたいことです。私がブログを始めたのも、研究者ブログを読み始めて刺激を受けたのがきっかけでした。そこで、「フハハハハ、継続こそパワー!」に心を動かされて、久しぶりのエントリ。
といっても、サイエンスとは全く関係ない話。
留学中にiPhone 3Gを使い始めてからすっかりハマってしまったiPhoneユーザなのですが、帰国してiPhone 4にしたものの、なかなか気に入ったケースが見つかりませんでした。仕方が無いので、iPhone 3Gのときに使っていたTUNEWEARのPRIE Ambassadorに無理やり非対応のiPhone 4を入れて使っていました。
そしてついに出ました!PRIE Ambassador for iPhone4!思わず脊髄反射で購入してしまいました。ようやくカメラを使うたびにiPhoneをケースから出す日々とお別れです。やれやれ。

【正規品】 TUNEWERE PRIE Ambassador for iPhone 4 B/W TUN-PH-121

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というわけで、久しぶりのエントリがまったくサイエンスと関係なくなってしまったのですが、もちろん研究は続けているので、せっかくid:semi_colonさんに刺激をいただいたのですから、細く長く継続していければと思います。これからもよろしくおねがいします。

思考の方向性

今日もラボのミーティングがあったわけですが、そんななか気がついたこと。自分はまだ、ラボに来てなかなかデータが出ていないので、せめてミーティングではディスカッションに参加しようと、なるべく発言するようにしています。ところが、自分が発言した意見が、どうもイケてないらしい。というのも、僕が気がついたことやアイデアを言うと、ボスが「いい指摘だ。それは確認するべきことだが、ここは仮説が正しいとして何が重要か考えてみよう」といったニュアンスのことを言うのです。これはどうやら、僕が指摘する箇所が、展開される論理のなかで弱い点や反論できる点であることが多いためのようです。僕としては、「こういう可能性も考えられる」というのを別の視点から提案しているつもりだったのですが、確かにこれはクリエイティブではないし、重箱の隅をつついているだけだったりする。一方で、こちらのラボで感じるのは、みんな新しい発見をすると、それをどんどん発展させる実験を重視する一方、別の手法で検証する実験にはあまり関心をもたない(やらないというのではなく)。思えば、こういう、捉え方によってはネガティブな考え方が自分の中で習慣化しているような気がする。かなり反省。

明日は就任演説

いよいよ明日はオバマ新大統領の就任演説。ということで、せっかくアメリカに来ているのだから参加してみることにする。明日早起きできれば、Civic Centerのパブリックビューイングに行ってみます。こういうのはアメリカ人に囲まれて聞かないと、たぶん雰囲気が掴めないので。寝坊したらテレビで見ます。

感想

なるべく読み返しをしないで、文章全体から決定的な主語や動詞だけを目でつかむ(音読しない)ようにしましたが、わからないidiomとかが出ると、文章全体が分からないので、目が滑るだけになってしまいます。結局、わからない箇所を調べたあとの既読の文章でも400単語/分が限界。

英文速読をやってみる

知らないと損する英語の速読方法(1) - 一法律学徒の英語と読書な日々を読んで、面白そうなのでやってみる。どうせ論文はほっておいても読むので、なかなか読む気のしないNature Newsを読んでみる。

Biotechs feel the pain

元テキスト(1477単語):http://www.nature.com/news/2009/090107/full/457136a.html
制限時間:2分
第1セット:219→433→585→636(単語)
第2セット:398→579→738→804(単語)
わからなかった箇所:
woo(求愛する・懇願する)
courtship(求愛行動)
take a crash course(速習コースを取る)
exorbitant(法外な)
get lost in the shuffle(どさくさに紛れる)
cull(間引きする)
fare(事を運ぶ)
firm(会社)
pick apart(間違いを指摘する)
borne (bear) the brunt of〜(〜の矢面に立つ)
indices(indexの複数形)
inevitable(避けられない)
knock-on effect(波及効果)
boil down(煮詰まる)
squirrel away (貯める)
capital(資本)
cut payroll(人員を削減する)
shelve(棚上げする)
put a hold on(延期する)
avenue(手段)
Private Equity (非公開株式)
salvation(救済)
snap up(飛びつく)
replenish(補充する)
reliant(依存している)
knight in shining armour(正義の味方)
outgrown(卒業する)
acumen(洞察する)
prowess(すぐれた能力)
corporate finance(財務)

出来ることとやるべきことは全然違う

先日のラボミーティングで、最近Nat.Neurosciに論文を出したばかりのDさんが今後の予定として、論文の内容に沿った実験計画を発表していたら、ボスが一言。
「そんなことは○○のラボや△△のラボに遊ばせておけば(play around)いいんだ!そんなことが分かったところで、これから取り組むべき新しい展開など生まれてこない。次の展開のきっかけになる決定的な実験(killer experiment)を聞かせてくれ。それがないのなら、これから2ヶ月の間にみっちり考えぬいて決定的な実験を2つほど行いなさい。それで、もし結果がネガティブならこのテーマからきっぱり手を引くべきだ。確かにこれまでの君の努力は素晴らしかったし、おかげでよい論文を投稿できた。けれどもこれから何を行うかは、本当に慎重に考えるべきだし、それが君自身を守ることになる。私をあっと言わせるような(take my breath away)実験を考え出すんだ!」