献血マニア

献血手帳は磁気カードへ、本人確認を厳格化…厚労省
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20040621i207.htm

献血カードが磁気カードになるそうです。ハンコを10個集める今のカードもコレクター欲を掻き立てるのだと思いますが、磁気カードに変わることで、本人確認が厳格化できるうえ、献血者は自分の献血履歴を確認することもできるらしい。
さらに、

頻繁に献血してくれる献血者は、血液に対する理解が進んでいることから、同省は「リピーターを大切にすることが、安全な血液を安定的に確保するために重要」と判断。

とは、なかなか鋭い。
しかも、

各血液センターごとに「複数回献血者クラブ」(仮称)を設立し、クラブ員には、〈1〉通算の献血回数などに応じて特別な献血カード(ゴールドカード)を授与〈2〉献血アドバイザーによる健康相談〈3〉情報誌の送付などを通じた健康関連情報の提供――などのサービスを行う。クラブ員に電子メールで献血依頼を行うことも検討する。

とは、マニア心をくすぐるサービスです。きっと、献血マニアはゴールドカード目当てに、献血に通い詰めるに違いない。
私は長い間、献血とは縁がなかったのですが、大学時代の研究室の先輩が「献血マニア」だったため、ことあるごとに私たち後輩は召集をかけられ、献血センターに連れて行かれては、横になってビデオを楽しんだり、ドーナッツやジュースをただでもらったりしていました。先輩いわく、「良いことして、いろいろ楽しめて、しかもハンコを集められるのだから、素晴らしい趣味だ」と豪語していました。
ところが、あるとき、献血をしようと問診表に答えて提出すると、係の人に呼ばれてしまいました。話を聞くと、どうやら過去の海外渡航歴の関係で、BSE感染が疑われるケースになってしまったとのこと。「私は「感染が疑われる身」なのか」と、とてもショックでした。結局、それ以来、私は献血ができなくなってしまったのです。
そんなわけで、ちょっとだけ、献血できる人がうらやましかったりします。