川崎病

川崎病という病気があることを知り、調べてみたのでメモ。
川崎病は、主に4歳以下の乳幼児に起る全身の中小動脈の炎症です。急に高熱が出て、舌がいちごの表面のようにボツボツになります(苺舌)。発疹や充血が見られ、片側の首のリンパ節が腫れたりします。
多くの場合は自然に治癒しますが、適切な治療を受けなかった場合、冠状動脈に動脈瘤や血管肥大などの障害を生じる場合があり、重篤な場合は心筋梗塞により死亡するケースもあります。
この病気は、急性熱性皮膚粘膜リンパ節症候群(MCLS)として川崎富作医師が1960年代に報告したころから、Kawasaki Disease (KD)と呼ばれています。発症原因は未だ不明ですが、微生物の感染が疑われています。
治療法はガンマグロブリン静注(ICIV)とアスピリンであり、ガンマグロブリン静注(ICIV)は発熱後10日以内が望ましいとされています。しかし、現在は川崎病の検査法が確立しておらず、臨床診断に頼らざるを得ないため、発見が遅れたり誤診されてしまうことがあるそうです。
早期の発見が治療効果に大きく影響するため、検査法の確立が望まれています。

[注意]
私は医療関係者ではなく全くの素人です。この記事はあくまで論文やホームページを読んたことを個人的にメモしたに過ぎず、内容を保証できません。確実な情報を得るためには、近くの小児科医に相談してください。
[参考文献]
An update on Kawasaki disease.
Autoimmun Rev. 2003 Sep;2(5):258-263.
Kawasaki Disease Foundation
http://www.kdfoundation.org/
川崎病の子供を持つ親の会
http://www.kawasaki-disease.gr.jp/
川崎病のはなし(国立循環器病センター)
http://www.ncvc.go.jp/cvdinfo/pamph/pamph_31/panfu31_01.html
川崎病(リウマチ情報センター)
http://www.rheuma-net.or.jp/rheuma/rm120/kouza/kd.html