がんワクチン

ワクチン療法といえば、アルツハイマー病患者脳に溜まるアミロイドベータを接種して、アミロイドベータを減少させる治療法が話題になりました。がんワクチンは、患者から切除したがん細胞を処理して、その抗原を患者に投与する治療法。
ワクチン療法で不思議なのが、元々体内にある蛋白質がなぜ抗原になるのか、という点。自家抗原を認識する免疫細胞はネガティブセレクションで生存できないようにしてあるんじゃなかったっけ。接種するときに処理して抗原性を高めているところがミソなのかな?もしくは、がん細胞でのみ発現する膜蛋白が、がん抗原になるためか?ご存知の方、コメントお願いします。
なにはともあれ、アミロイドベータのワクチン療法では、複数の被験者が脳炎を発症してしまい、臨床試験が中断したままになっています。やはり、免疫系を賦活しすぎるのも逆効果で両刃の剣になるようです。
あと、開発元のセルメディシンは茨城県牛久市ベンチャー企業だそうです。自家がんワクチン療法の解説の中で、

がんの手術前から主治医に伝えておき、 たとえ1グラムしかなくても、ホルマリン漬けの状態で残りの自分のがん組織を病院から取り戻し、ご家庭の冷蔵庫で保存しておきましょう。密栓して乾かないようにしておけば、1年や2年は問題なく保存できます。

冷蔵庫は嫌かも・・・。

がんワクチンの効果を確認 肝がんで再発抑制、延命(共同通信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040312-00000171-kyodo-soci
セルメディシン株式会社
http://www.cell-medicine.com/