乳がん遺伝子診断

乳がん遺伝子診断、予防切除も検討 5施設で共同研究へ(朝日新聞
http://www.asahi.com/science/update/0216/001.html

BRCA1、BRCA2による遺伝子診断の臨床研究が日本でも本格的に行われる。アメリカではBRCA1は遺伝子特許で最初に注目を浴びた遺伝子である。現在も、特許を持つ企業が遺伝子診断を完全受託性で行っているため、検査費用の高額化や検査の普及を妨げているなどの批判が多い。
遺伝子診断は結果がはっきりと白黒つくが、それだけでしかない。重要なのは発症する確率が高いと診断された人に、どのような予防・治療が出来るか、である。
「予防切除」という言葉には、現在の医療科学の限界がはっきりと突きつけられており、悔しい。発症する可能性が高い、というだけで切除を決断しなければならない方々の苦しみを、僕たちは胸に深く刻まなければならない。