人工血液の可能性

 数日前に言及した人工血液についてのニュース。輸血によるエイズ感染が報
告されるなど、最近、輸血の問題点が盛んに議論されている。
 輸血する血液で最も重要な要素は、酸素を運搬するヘモグロビンの存在だ。
逆に言えば、短期間であれば酸素を運搬できる能力を持った液体であれば、何
でもよいとさえ言える。
 ただし合成ヘモグロビンそのものを含む人工血液では血圧上昇などの副作用
が見られたとのこと。なぜだろう?
 今回の研究グループは血中に多量に存在するアルブミンに鉄イオンを組み込
んだ「ヘモアルブミン」を開発し加えたとのこと。ヘモグロビンよりも小さい
分子なので血栓で狭くなった血管も通れるので脳梗塞などの治療にも使えると
のこと。おお、すばらしい。
 酸素結合率はヘモグロビンと同等なのかな?興味深々です。

感染の不安ない人工血液、早・慶大などが開発(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20040125i101.html