Scion Image

仕事でウェスタンブロットを馬車馬(ばしゃうま)のように作り続けるモードに突入しました。以前所属していた組織ではマックを使っていたので、フィルムで焼いた場合はNIH imageでブロットを数値化していたのですが、今の組織はウィンドウズ環境なので、「Scion Image」というソフトを教えてもらいました。使い勝手はNIH imageとほとんど変わらないので、違和感なく使えました。
ただ、個人的にはウェスタンブロットのバンドを画像解析ソフトで定量するのは、どうも胡散臭くて馴染めません。標品を用いて希釈系列を作り、そのバンドを定量して標準曲線を作るのならいざ知らず、バンドをいきなり数値化するのはいくらなんでも乱暴ではないでしょうか。論文でもfig.1のブロットをfig.2で棒グラフで示したりしますが、ぱっと見た感じの印象を棒グラフにした以上の情報にはならないと思います。棒グラフで3倍になっていると言われても、どうかなあと首を傾げてしまいます。ブロットをCCDで撮影するLASだともう少し定量性があるのでしょうか?