実験動物について

昨日の日記では、まとまりのない文章を書いてしまいましたが、コメントを下さった方、ありがとうございます。id:uthuse-miさんも、ありがとうございます。
昨日の文章に付け加えるとすれば、医薬品や化粧品開発について少しだけ。現在、世界中では様々な動物実験について反対運動が起きています。犬の骨折モデルやウサギの眼球への投与実験など、多くの議論がされています。その是非については述べません。
けれども特別な実験モデルや製品だけでなく、すべての医薬品の開発において探索研究から安全性研究までの間に、おびただしい数の動物が実験に用いられています。
毛皮に反対して裸で歩く女性の方々がニュースになることがありますが、動物実験を行った製品に反対するのならば、ほとんどの医薬品も化粧品も食品も買えないということになります。私たちの健康というのは、莫大な数の動物の命の上に成り立っていて、それは「殺して食べる」という行為とは比較にならない規模の犠牲です。
頭痛や微熱を感じて解熱鎮痛剤を飲むときにもその錠剤を安心して口に入れられるのは、何千匹というマウスが先に飲んでくれたからだと思いをめぐらせることも大切かな、と。