もはや人災

鳥インフルエンザの蔓延によりスペイン風邪のような凶悪なウィルスが出現することが恐れられている。その一方でSARSで行われたように、徹底した隔離対策を各国が連携して取ることにより大流行を防ぐことは可能だという見方もある。
しかし、SARSでは症状が出てからしか感染性が現れないのに対して、インフルエンザウィルスは潜伏期でも感染性があるため、隔離はより難しい。
浅井農産は当事者であるにもかかわらず、ウィルス感染に対する緊張感が致命的に欠けていた。関係者がこのような意識では、悪性のウィルスが明日にでも出現することを覚悟せざるを得ない。いや、既に流行は始まっているのかもしれない。

京都の鳥インフルエンザ、出荷先の兵庫でも「陽性」(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20040228i114.htm