OneNote

最近、ミーティングのメモを、ノート帳でとる(アナログ)か、ノートパソコンでとる(デジタル)かで迷っています。うちの組織では、アナログ派が7割、デジタル派が3割ぐらいです。私は、いまのところアナログ派です。A4のキャンパスノートに黒ボールペンです。ページに折り目をつけて2段組にする人もいますが、私はそのままです。内容別の分類もしていませんので、時系列にばらばらの内容が並んでいます。
私はミーティングに参加するときは必ずノートを取ります。それもかなりの分量(見開き2ページくらい)で。書き取る内容は、発表内容をそのまま書くのではなく、興味を感じたポイントのみを箇条書きにします。そして興味を持ったポイントに対する自分の意見を一緒に書き込むようにしています(例えば「non-specificな毒性に過ぎないのでは?」とか)。これで質疑の時間に効率よく質問することができます。また、そこから連想が始まった場合は、ミーティングの内容そっちのけで連想されるキーワードを書き続けます。なので、内容がつまらなかったり、居眠りして内容を聞き飛ばしても気にしません。どちらかというとアイデアプロセッサに近いですので、他の人はもちろんのこと、自分があとで読んでもミーティングの内容はさっぱり伝わらなかったりします。
アナログのノートの利点は、フリーレイアウトで書き込めることです。そして欠点は、見返す機会が少なく、過去の資産を有効活用しにくい点です。一方でデジタルの利点は過去資産の管理が楽でキーワード検索が可能であることで、欠点は文字と図(強調や注釈の矢印を含む)の記入の切り替えが面倒な点です。デジタルの欠点は手書き認識機能の改良によって少しずつ改善されるのでしょう。
さて今回、ついにOneNote 2003の限定評価版を試してみました。OneNoteは同僚が使っているのを見て、使いやすそうだなと思ってはいましたが、なんとなく手を出していませんでした。まだ触ってみただけですが、アイデアプロセッサとして使うにはよくできているなあ、という感想です。書き込みは、フリースペースにカーソルを持って行ってタイプするだけで入力できます。またテキストを自由に(Cut & Pasteの操作無しに)Drug & Dropできます。これでFirefoxのようにオープンソースだったら、言うことなしなのですが。
うーん、これは買うかもしれません。ただ、ミーティングのノート代わりになるかどうかは微妙です。一回くらい試してみるかな。

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http://www.microsoft.com/japan/office/onenote/prodinfo/trialoffer.mspx