ガス誘導性遺伝子発現

Gas-inducible transgene expression in mammalian cells and mice
Weber W, et al. Nature Biotechnology. 22:1440-1444. Oct 2004.

気体のアセトアルデヒドで外来性遺伝子を発現させるシステム。培養細胞やマウスでの応用が可能らしい。面白そうだけど、今のところ使い道は思いつかないなあ。論文では、「濃度依存的に発現量を容易に調節できる」、「ガス器具を用いて簡便に投与でき、wash outも新鮮な空気を吸わせるだけで済む」などを利点としてあげていて、遺伝子機能解析、遺伝子治療、組織工学、生物製剤(リコンビナントタンパク、抗体)の製造に役立つと提案している。アセトアルデヒドなんて吸って大丈夫かな、と思いますが、FDAの基準は満たしているようです(勉強不足で詳しくは分かりません)。